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水玉としましま  ~petits pois et rayures~
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19 janvier 2010

L'homme mythique

ANOUS01
18日付 A NOUS PARIS (メトロ構内等に置いてある無料情報新聞)

今、街を歩いていると、彼によく会う
ある時代を風靡、そして今も多大な影響と神話の数々を残すセルジュ・ゲンズブール
彼の人生がフィルム上に描かれることになり
今週の水曜日が封切りということもあって、話題に。

私は彼のことはよく知らない。彼のことは知っていても
それ以上のことを知ろうと思ったことは今までなかった。
このフィルムはどうかな・・・特にこうした一人の人間の人生を語る
フィルムは時として、こちら側に人物のイメージを与えすぎることがあるような気がして。
もっと私なりに彼のことを知っていきたいな、と。

でも実は
先日、とある音楽を聴き、一種の感動を覚えたのだけれど
それが彼のオリジナルであることを知って。
彼のビデオを観つつ
彼の音楽的、詩的感覚に優れた、アーティストとしての彼に
かなり惹かれ、アタマの中で音楽がぐるぐる♪
どうしてこの曲に出会ったのかについては、また次回・・・
Poinçonneurは今はもうない「切符切り」のこと
メトロの切符切りが彼の日常を、彼の人生を、
彼の憂鬱を語っている。

「Le Poinçonneur des Lias」
(1958)



ところで
彼とジェーン・バーキンに関しても
巷で見聞きする以上のことを知りたいと思ったこともなく。
今回少しビデオなんかを探してみたのだけれど
彼達、私が想像していたのと逆に可愛くて、みずみずしくて。

インタビューに答える
まだセルジュに会ったばかりの頃の若いジェーンがこんなことを・・・
「La première fois que j'ai vu,je trouvais...pas son...c'était pas son visage vraiment
mais...c'était son, c'était son facon d'etre, je trouvais ...horrible!」
(初めて彼に会ったとき、こう思ったの・・・顔じゃなくて、本当に・・・でも
彼の「在り方」がひどすぎる!と思ったの)


数年後、一緒にたくさん仕事もして
もしかしたら結婚後かな・・・インタビューでこんなことを。

「彼のことを皆sinistre(陰鬱、破壊的、極端)だといって敬遠するけれど
そんなことはないの。本当はすごい恥ずがしがり屋。
でも、実際はこうして皆に敬遠される方がいいのかも。
彼が私だけのものになるから。
ある種の犬みたいに、みんなに噛み付いて敬遠される犬が
私の横にいるときだけとっても優しくて可愛い・・・って感じの」
(と、彼女の横でゲンズブールが照れて大笑いしている)
↑わぁ、彼、子供の様に笑ってる(笑)

なんだかもっと彼のことを知ってみたいと思ったのでした。
音楽や作品を通して彼の内部を覗いてみたいな・・・と。

ANOUS02

映画「Gainsbourg (La vie héroïque)」のポスターに使われている写真。
案の定、RATP(パリ市交通公団)はこのポスター掲載を断ったとか。
ココ・シャネルの映画の時と同じパターン・・・

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Commentaires
E
mopさん<br /> <br /> ゲンズブール&バーキンを聴いているとは!幅広いねぇ。<br /> 恥かしながら、私は彼に関して、まだまだ「無知」のレベル。俗に世間で描かれている一般的な彼のイメージ、反逆的な、そんな彼しか知らなくて。お金を燃やしたりとかね。そんな彼。<br /> でもフタをあけてみたら「この曲知っている、この曲も好きだった。ゲンズブールの曲だったのね!」と。<br /> 彼の優れた音楽性と実は芸術に対して真摯な姿勢をも持っているところにグっときたねぇ。<br /> そして歌詞ね。感性ある人間ならではの、ね。<br /> 心に響くものがある。<br /> 私が弾いたら、きっと薄っぺらな音楽になるだろうな。<br /> 「芸術家」の音楽って、サラっと模倣するのがムズかしいから・・・。
M
いいですねー、この話題。。。<br /> 私もゲンズブールに影響された一人です(笑)。<br /> 我が家も定期的に彼のCDと元奥様のバーキンさまのCDを聞きます。<br /> 旦那さんとしては大変な人だろうなと思うけど、<br /> アーティストとしての彼、とっても好きです。(特に歌詞がいいよねー)<br /> けいこさん、今度ピアノで弾いて〜♪
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