O-hanami !!
先週の日曜日
めでたく快晴、ぽっかぽか♪、お花見日和となりました。
樹氷のようにも見える桜。
見事、です。
向かった先は、パリ郊外にあるソー公園 (Parc de Sceaux) 。
ルイ14世の財務総監となったコルベール (Jaen-Baptiste Colbert) がこの地を買い
ヴェルサイユ宮殿をはじめとする、17世紀の多くの美しい庭園を手がけるなど
フランス庭園の様式を完成させたアノ庭師、ルノートル (André Le Nôtre)が
お庭の設計を担当しています。他にもルイ14世の第一画家として、ヴィルサイユ宮殿や
ルーブル宮殿等の内装も担当したシャルル ルブラン (Charles Le Brun)も関わっているし
なんとも贅沢&優美な世界。個人的に、この時代からフランス革命にかけての話が大好きなのですが
特にルイ14世時代に宮廷で繰り広げられる人間模様がおもしろい!
余談ですが・・・
La Bruyère (ラ・ブリュイエール) の「Les Caractères」 ( レ・キャラクテール)は楽しい読み物です。
仏語はその時代の言い回し等もあって、少し難しいのですが・・・
(日本語翻訳もされているのかな・・・?)
この本、その時代の人間類型を図鑑のように並べたものなのですが
人間をこう切って見ますか、アナタは・・・という感じで
とてもおもしろくその時代の人間となりを、時代の習俗と共に垣間見ることができます。
同時に、読み進めながら、こうゆう人間になりたい・なりたくない、こうすべき・こうすべきではない
といったような処世術を自ら学ぶ本でもあるのです。すごい本~。(笑)
その他、こちらは定番ですが、Sévigné (セヴィニエ)夫人の書簡も、あの時代を「斬る!」という感じで
歴史の裏話を興味深く知ることができます。
マレのカルナヴァレ博物館に行くと「ここに住んでいたのよね~」と
毎回一人で感無量に(笑)。
さてお庭に話を戻して・・・
やはりあの時代のお庭、壮大に伸びる運河(canal)はお約束です。
下地図の真ん中、運河の左に位置する2つの四角い部分に、日本の桜が植えられています。
北側にはピンク色の桜、南側には白い桜。
今回私達は、白い桜を愛でに行きました。
桜は8割方ぐらい咲いていたでしょうか。まだちょっぴり蕾も残っていて。
桜の花の付き方って、本当に愛らしい。
元の蕾から小さな蕾が幾つも顔を出して、そしてお花が咲くとぼんぼりみたいになって。
そんな可愛い桜の下で、わいわいと友達と話し、笑い、食べて、飲んで。
青空と緑、運河に桜。パリではしない(笑)深呼吸をたーっぷりして。
できることならこんな公園の近くに住みたい・・・。
子供達も大人達と同様、大はしゃぎ。走り回って、写真も撮れません(笑)。
芝生に咲くお花を摘むことに夢中になる二人
ひたすら走りまわることに夢中になる二人
二人とも何度もコケて怪我したりしましたが、それも自然の中ではよくあること。
自然と人から
パワーと優しさをたーくさんもらった一日でした。
お花見、さいこ~!!