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水玉としましま  ~petits pois et rayures~
水玉としましま  ~petits pois et rayures~
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5 septembre 2010

A la mer...

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夏の思い出
瀬戸内海の凪いだ海、碧い海、照りつける太陽、蝉の声
潮の香りがする風、海を泳ぐ小さな魚、波の音、熱い砂・・・

瀬戸内海には大きな波がありません。
砂遊びするむすこの前に見えるしろーい線が波。
いつも凪いでいて、見ているだけでも心が癒されます。

こんな瀬戸内海で育った母が結婚して松山を出て
生まれて初めて見た「琵琶湖」をずーっと「海」だと信じていたという話
その気持ち、よくわかります(笑)。

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母の実家は(↑地図参照)、海沿いにある運転免許センターの近く。
ぐるーっと海に囲まれているので、すぐにどこかの海岸線にでることができます。
なんという贅沢!!関東地方に住んでいた頃は、海に行くのも一大事。
電車に乗り、房総の海や湘南の海へ一日がかりで行ったものです。
それが松山では、自転車でるるる~♪っと海。
最高、です。

海初体験だった子供達。
碧い海を前に、とーっても喜びました。
むすめは浮き輪と共に、時には「これがあるとつまらない!」
と言って浮き輪を剥ぎ取りつつ海へ突進するチャレンジャー(笑)。
むすこはひたすら砂と戯れて、時々波と遊ぶ慎重派。
上2枚は、ほぼ毎日のように泳ぎに行った近所の浜、和気浜 (わけはま)。
ここにはなーんにもありません。海、のみ。
仕事帰りのおじさんが、海に入ってゆっくり歩いたり運動する姿も見ました。
こういう人生、いいな~と本気で羨ましくなって。
下2枚は地図上、海岸線を右にずーっといったところにある北条の海、風和里(ふわり)。
ここは海浜浴場になっていて、懐かしい屋台や歌謡曲が・・・これって古い言い方ですが
それがぴったりする雰囲気なんですよね、海って(笑)。
やきそば、カキ氷と王道を。幸せ~。


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時には気分を変えて、地図上左方向の小さな突端
その名も「白石の鼻」へ。ここには五穀豊穣や漁業の神様が祀られた
「白石龍神社」が海の上に造られています。
今でも収穫の季節になると昔から続くお祭りが。
海には大きな大きな石が積み重なったり、並んでいたり。
自然が創り出した神秘、です。

海の近くに生まれ、海と共に育った母。
海にまつわる思い出話や知恵を色々と教えてくれました。
夏、学校から帰ると海へと直行していた子供の頃。
腰に小さな袋を下げ、その中には乾燥豆を入れて出発。海で散々遊んで
小腹がすいたな~という頃、腰の袋の中で豆達がいい加減の塩味で
ふやけて・・・それがおやつだったとのこと。想像すると可愛くて、大笑い。
そして今回、「何十年ぶりかな~♪」と言いながら、70台後半の年齢もナンのそので
岩に嬉々としてのぼり、私とむすこは横でハラハラ・・・と
母が探しているのは、岩牡蠣!!!

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私にはいたって普通の岩にしか見えないけれど、母は岩を見つつ
「ふーん、もう結構食べられとるわい・・」
数年前に故郷の松山に戻り、すっかり「松山弁」が復活している母がボソっ。

別の岩に移動し、子供のシャベルでガシガシっと岩を叩きます。
「ここ、膨らんでて美味しそう♪」
私にはやっぱり岩にしか見えないけれど・・・。
ガシガシっと再度。ぱかっと貝の蓋が開くと、牡蠣だ~!!!
母が牡蠣を取り出し、岩場に溜まっている塩水でちょいちょいと洗いそのまま口へ。
「おいひ~!!!」と叫ぶ母。
そのままガシガシとまた岩を叩く母。完全に野生化、です (笑)。
子供の頃を思い出すな~と、かなりの時間岩に張り付いていた母。
たまたま通りかかった若いカップルがそんな母を見て立ち止まり「何してるんですか」と。
今時の若者は、さすがにこの辺りの岩場が「宝庫」だとは知らないらしく。
母は彼の方に「ほら食べてみてー」と、やっぱり水溜りでちょいちょい(笑)と洗った牡蠣を。
ちょっと腰が引けながらも口にした勇気ある彼。
「おぉっ牡蠣だー・・・」の声に、母も自慢気。
おばちゃんら、ここで育っとるけんねぇ。


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松山滞在中、大切なお友達と久しぶりの嬉しい再会を果たしました。
今回母と子2人で船中雑魚寝!という大冒険な旅をして
北九州から遊びにきてくれたお友達親子に大感謝。
Masamiさんは北九州で心地よいカフェ「a Table ア・ターブル」を切り盛り
美味しいお料理とお茶たち、そして楽しい時間を提供しています。
フランスに留学したこともあるMasamiさんとは、フランスの話題だけに止まらず
生活のあれこれ、モノの受け止め方そして感じ方など
色々な面でいい刺激をもらえて、そして話ながら共感することのできる
いい関係を続けさせてもらっています。

お天気も最高なこの日、Masamiさん親子に
瀬戸内海に浮かぶ可愛い島「鹿島」の海を提案。
この「鹿島」へは北条の港から5分ほど渡船に乗るのですが
この渡船に結構リアルな鹿さんがついていて、何ともキッチュ。
鹿さんと共にポンポンポンポン・・・・っというエンジンの音を聞きながらゆっくり海を横切り
野生の鹿が住んでいる「鹿島」へ。

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「鹿島」には、ぐるりと島を周る1,5km程の遊歩道がついています。
お散歩しながらハワイの海を彷彿とさせるような素晴らしい色の海を眺めたり
白い砂浜があるところでは、遊歩道をちょっと降りて海と遊んだり
自然が長い歳月をかけて作った洞窟や岩場を覗いたり
むすめは、棒を見つけると手に取らずにはいられないタチのようです。
そのうち海で魚を採るようになるかも!?
お昼には島の写真右側に写る赤い屋根のお店で名物、鯛めしをいただきました。
海の幸と共に鯛めし、あぁ幸せ、です♪
このお店、ひろーいお座敷部分が海の上にあるので、眺めも最高です。
オットは子供達が窓から海へ落ちるのではないかと、一人ハラハラしていたようですが
母二人はちょっぴりお酒も飲んで上機嫌(笑)。

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この岩↑、遠くから見ると岩に開く穴も小さく見えますが、実は結構大きい穴
自然の力の凄さを感じます
子供達はこの穴から見える海を覗いてすごいすごい、と大喜び。

今年見た海は、子供達の記憶にどのように残るのでしょうか。
この島全体から聞こえてきた、今までの人生の中で聞いたこともない位の
大音量の蝉の鳴き声と、子供達の笑い声
そして優しい波の音と気持ちいい風が
今でも鮮やかに蘇ってきます。

旅の記憶は宝、ですね。

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Commentaires
E
岩牡蠣よ~♪<br /> って、私は微生物がぷよぷよ泳いでいるような岩場の塩水でちょいちょいと洗った生牡蠣はさすがに口にできなかったわ(笑)。<br /> <br /> S王が「わー人が一杯だね、今日は」と言う日でも<br /> 長い砂浜に人がせいぜい100人いるかいないか。<br /> 普通の日だと数家族が遊びに来ているくらいで。<br /> もうプライベートビーチ状態。<br /> 近所の人が「暑いね、海でも行こうか」っていう感じで来ているのね。本当に羨ましい。<br /> 隣の人と1mも間隔取れずに砂浜にシートを広げての「芋の子を洗う」状態の海に慣れている私達の感覚は、S王には想像も理解もできないだろうなー。<br /> 松山に住むのも悪くないと思ったこの夏でございました。
Y
岩がきかぁ~おいしそう!!<br /> <br /> まるで、旅の番組のような話だね。<br /> 天然の塩水で洗って、そのまま口に・・・。なんて、うらやましいな。<br /> <br /> 写真もすごくきれいだよ。<br /> <br /> 夏の海に人がいない・・というのもすごく不思議だよ。
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