Thème

ここ数年、年末年始に自分で掲げる「1年の目標」は変わっていません
自分にとっては一生掲げてもいいかな、と思えるそのテーマは
「丁寧に生活する」
昨日も今日も、あぁついに今年も達成できなかったな・・・と反省するばかり
それは、一杯のお茶を丁寧に入れることだったり
ごはんやお菓子に合うお皿を使うことだったり
たわいもないことなのだけれど
雑に事をこなすばかりの日常は、やっぱりいつか心が寒々としてきて
そんなとき、あ・・・テーマ忘れているし、と気付いたりして。

秋の夜長モードになってきた最近のパリ
22時まで明るくテンションが高かった夏の夜ももうおしまい
なので、最近は読書の秋。
読んでいる本は、雑誌「暮らしの手帖」に掲載されていたエッセイ
「すてきなあなたに」からの抜粋。
昭和54年に出版されているこの本を読んでいると
懐かしい昭和の雰囲気、そして著者の大橋鎮子さんの丁寧な日本語と語り口が
眠る前のひとときに暖かくて。
心豊かに生活するためのちょっとしたアイデアに溢れたこのエッセイは
まさに「丁寧に生活する」ための教科書になりそうです。
読んでいるだけで「丁寧に生活している気分」になれる本。
気分に浸っているだけではいけませんが(笑)。

お友達からもらった「お裾分け」トマト
旦那さまの実家の畑で採れたというこの大きくて真っ赤な夏の名残りトマトは
不恰好だけれど本当に「トマト」で
何気なく新聞紙にくるまれたその姿を眺めながら、美味しそうな愛おしいような。
こんな風にひょい、と何気ないお裾分け
心がほかーっとします。
ありがとう。

それにしても「お裾分け」という日本語
英語のshareでも仏語のpartagerとも何だか違う
「お裾分け」
分かち合うという温かい気持ちが、もっともっとそこには含まれているような
日本語って美しい♪

Comments

[Elinoa]

私は自分に言う。
「目標は掲げるためにあるのだ」(爆)

いや、本当は達成するためにあるのでしょうけど。ひひひ。

もう本当に憧れるのよ、丁寧に生きることに。
なら、そうしなさいよっとくるでしょうが、なかなかムズかしいのです。
自然に生きるっていうのも、可笑しいようだけれど、実際はムズかしいのかもしれないよ。欺瞞がはびこるこの世の中でピュアに生きるのはムズかしい。Yukiちゃんは、いつもピュアだよね。きっとそれはケモノズのおかげかもしれない。
動物の目やすることって、ピュアだものね。
だからこそ私達人間が癒されるわけで。

あー私もワンコ欲しい！

[yuki]

私から見たら、十分に『丁寧に暮らし、尚且つエネルギッシュに生きてる』ように思えるけいこちゃん。

でもそう目標を掲げること自体が、もう丁寧に生きようとしているもの。

おいしそうなトマト。フランスの強い日差しの中で育った果物、野菜は、本当に味が濃くて、おいしい。

そうね・・私の志としては、『自然に生きる』なのだけど、(爆笑)
きちんと言葉にして、自分への決め事を掲げることも、いいな・・と、今日のブログを見て思ったよ♪

(でも・・長続き・・しないだろうなぁ・・わたし)