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きらきらから向こうをみる
今夜はカレーだ♪
(唐突ですが)
今年の夏、日本への帰省で欲張り大旅をしてきた私達。
両親の住む愛媛県滞在の後、京都と岩手県の盛岡、そして東京を訪ねてきました。
このお話は、京都にて。
午後には京都を発つという日、ぎりぎりまで自由行動の時間をもらいました。
一人で向かったのは、「錦市場」
ここに来るのは二度目でしたが、前回は何だか敷居が高くて入れなかった (←小心者)
1560年創業、包丁や料理金物の老舗「有次」へどうしても行きたくて。
そして今回購入したかったのは、型抜き。
色々とある中から散々迷って、親切に相談に乗ってくださったお店の方の
アドバイスを受けながら選んだのは、中、小、そしてミニの3つのサイズの型抜き。
千鳥は私に。このモチーフには目がありません・・・
お正月や煮物に可愛いかなと、基本のお花型。
そして子供達に野菜を好きになってもらいたい、喜ぶ顔が見たいなと
小さなお星さまを。
日本から送った船便が2ヶ月後の今、ようやく到着。
日本の食品や小物に家族で歓喜の声をあげながら、荷解きしました。
むすめが楽しみにしていたのは、カレーのルー。
今までむすめは、ちいともカレーに興味がありませんでした。
ところが突然今年の夏、じーじとばーばの家で「おいしい、おいしい」と
カレーを食べるむすめにびっくりした私達。あら、食べられるのね!と。
絶対ルーを買って帰ってね、とむすめにせがまれて、何種類か購入しフランスへ送りました。
今夜はカレーね、とむすめと朝から約束して。
ついに、有次の型抜きが役立つ時が。
さて、にんじんを切り、型を抜いてみる・・・すごーい切れ味、抜け味?でした。
さすがは「有次」
もう楽しくて楽しくて、いつまでも型抜きしていたい気分。
さくっさくっ♪
型抜き後のにんじんの姿も可愛くて、一人にまにま、型抜きの合間に写真に収め(笑)。
これらのにんじんは、さらにみじん切りにしてカレーの中へ。
型抜きしたにんじんは、茹でただけでカレーには入れず、飾りとして利用することに。
夕食の時間
にんじん嫌いなむすめは、出てきた自分のお皿を見た瞬間
「あー!!!!全部にんじんがキラキラ~☆」
まずい、ちゃんと「にんじん」だと気付かれてしまった (そりゃそうか)・・・食べないかも
などと焦っている私の目を見つめて、むすめが一言。
「ママン、私、おかわりって言うからね」
食べる前から嬉しいお言葉。
そしてむすめは、本当にご飯とカレーと他のお野菜と一緒に
きらきらのにんじんも、ぱくぱく食べてくれました。
「おかわり!」
ママン、嬉しかったのです。