Mariage #1
先日行われた友人の結婚式。
幸せ一杯の新郎新婦から、私達参列者も幸せをたくさん分けてもらえる結婚式。
雨や雷が続いた週でしたが、この日はお天気にも恵まれて
二人のこれからの素敵な人生を祝うにぴったりの日。
むすめとむすこにとっては初めての結婚式参列。
むすめはずーっと新婦の姿を探し、一生懸命お花を摘んで。
コレあげたいの、と。
むすこは空を飛ぶ飛行機やヘリコプターに夢中 (笑)。
ちなみに、むすこは前日に保育所にて三輪車から落ち、しかも顔からだったらしく
試合後のボクサーみたいな顔しています・・・。もぅ・・・。
結婚式は住居のある区役所で行われます。
Mariage Civil (マリアージュ シヴィル) と呼ばれるこの結婚式で
書類にサインをし、正式に国から「夫婦」であることが認められます。
そしてナポレオンが1804年に制定した「ナポレオン法典」、Code Civil (コード シヴィル) の
中から、何条かを区長が読み上げます。ここで読み上げられる内容は
「夫婦がいつまでも仲良く幸せに・・・」云々というよりも
子供を育てる義務、教育を与える義務等
親としての子供に対する義務、責任が多く述べられます。
自分の結婚式を準備しながら、この内容にちょっとびっくりした私はオットに尋ねました。
どうして結婚式で子供、子供と言うのか、と。
するとオットが一言。
「子供はフランスの未来だから」
なるほど、ね・・・。
集まった人達と挨拶しつつ、そわそわしながら待つこと数十分。
クラクションの音と共に新郎新婦、到着♪
むすめは初めて見る本物のウェディングドレスに目が釘付け
むすこも飛行機から花嫁さんに目を移し、じーっとしていました。
摘んだお花をあげたいのに、花嫁さんが次々と沢山の人に囲まれるので
チャンスを失うむすめ。もう区役所の中に入って式を挙げる時間です。
摘んだお花はバックの中にしまって、後であげようね、と。
この日むすめが持っていたバックは
叔父から私への、香港土産。
当時小さかった私には、このプレゼントをもらった時の記憶はありませんが
母が大切にしまってくれていました。そして1年ほど前に
「思い出に持っていなさい」と、フランスまで送ってくれて。
もう何十年も前に亡くなってしまった叔父は
夏休みや家族の行事等、何かあると親戚一同が集まる母屋の主でもありました。
夏休み中、10人近くもの子供達がバタバタとお座敷を走り回るのを
ニコニコと、そしてどっしりと見ていた叔父を、子供心によく覚えています。
この母屋は宮大工だった私の祖父が戦後すぐに建て直したもの。
釘一本使っていないこの母屋は、地震にも耐えて今でもばっちり健在です。
ちなみに写真で私 (踊ってます・笑) が持っている白いビーズのバックは
私が七五三のお祝いで利用したもの。大好きなこのバックは、今まで
親戚や友人の結婚式、そして自分の結婚式にと大活躍。
私の思い出が詰まったこの二つのバック。
今後もむすめに大切に受け継いでもらいたいなと思っています。
そうそう、私の写真はむすめが撮ってくれました。
なかなか良く撮れています!でも顔は完全に切れて・・・。
おそらく彼女の目には、私のドレスやアクセサリーしか映っていないのでしょう
子供の目線は正直、です (笑)。
さて、式も無事に終了。
参列者が先に会場を出て、新郎新婦が出てくるのを待ちます。
妙に心配そうな顔をしているむすめ↓。
式が一通り終わった今、花嫁さんにお花をあげなくてはっ!とかなり真剣なのです。
バックに入れていたお花は、もうクタっとなってしまったので急いで再度摘みなおして。
どうやったら上手にこのお花をあげることができるのか・・・
小さなアタマで一生懸命考えるむすめ。
この続きはまた明日♪